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外国人の不動産投資が増加



外国人による高級住宅の購入、過去最高に。

不動産投資家

2020年には、50万ユーロ以上の住宅を購入した外国人の割合は、その資産カテゴリー全体の7%に達し、2013年以来の高水準となりました。なお、主な購入者はイギリス人です。ブレグジットも、パンデミックも、自由に旅行できないことも、スペイン人以外の富裕層投資家の住宅購入への関心を削ぐことにはなりませんでした。


先日、発表されたデータによると、これらの高級住宅の購入者のうち非EU人は34.28%で、スペインに住むためのゴールデンビザを必要としないEU人の65.72%と比較しても、国籍は購入の主な動機ではないことが明らかになりました。


このデータは、ヨーロッパの富裕層の観光地としてのスペイン市場の魅力を反映しています。なお、外国人購入者の中でも、2020年に購入した住宅の総数に焦点を開けてみると、合計で25%の減少が見られます。


マンションを売買する投資家

外国人による購入比率が高い自治州は、パンデミックの不安があるにもかかわらず、再び主要な観光地となっています。バレアリック諸島が29.6%で一番人気であり、次いでバレンシア州(23.3%)、カナリア諸島(22.8%)、ムルシア州(18.5%)となっています。


国籍別では、上記でも述べたように、引き続きイギリス人が主な購入者です。ブレグジットが現実のものとなった年であるにも関わらず、外国人による住宅購入の総件数のうち13.05%を占めました。また、イギリス人に続き、フランス人(8.16%)、ドイツ人(6.74%)が続いています。


国内の購入者においては、2020年は厳しい一年でした。売買件数は149,989件で、2019年に比べて16.7%減少しました。最大の影響を受けたのは中古住宅で、18.7%の減少となりました。一方、新築住宅はやや持ち直し、減少幅は7.3%の縮小を記録しています。


魅力的な物件

また、2020年は閉じ込められたことで、より大きな家を購入したいという欲求が芽生えた年でもあります。そのため、昨年の販売・購入のうち、表面積が80m²を超えるものは52.2%を記録しました。これは、2019年の50.5%と比較すると増加しています。


まとめ

スペイン不動産市場は、前の記事でも述べた通り、不動産価格が下がっています。その為、これに目をつけた外国人投資家が高級住宅に投資しています。まだ、この価格傾向は続くと予想される為、将来のハイリターンを期待してスペインの不動産に投資してみるのはいかがでしょうか。



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