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2020年、フランス人とドイツ人の不動産投資が増加
国際コンサルティング会社サヴィルズによると、ドイツ・フランスの投資家はスペインを含む欧州の特定の国の不動産に昨年よりも多くの資本を投資する準備を行っている。パンデミックが原因で大陸外からの競争力のある投資家がいなくなったことで、ヨーロッパ人自身がその穴を埋めることが可能になった。
2020年1月から9月までの間に、ドイツの投資家はスペインの不動産に14億€以上を投資しており、これは昨年の総投資額(8億€)と比較して77%増となっています。なお同時期にドイツ人投資家は英国にも18.9億€(2019年には約19億€)、イタリアにも8.5億€(2019年には10億€)以上を投資しており、両市場で今年の最終四半期末までに、2019年の投資総額を超える可能性が高いと考えられます。
一方で、フランスの投資家による不動産投資は9月までに24.5億€に達し、昨年記録した25.4億€に近づいてきています。なお、投資家らはイギリスで11億€、イタリアで15億€を投資しました。これらのデータは、欧州の不動産分野はConvid-19のパンデミックに関わらず、安定した長期的なリターンのある投資として見られていう事を意味しています。
「困難な時代には、投資家が馴染みのある市場に投資するのは当然のことであり、ドイツやフランスの資本が自国や近隣の市場に目を向けているのはそのためです。」と当コンサルティング会社ドイツ支店のMarcus氏は話しました。
まとめ
パンデミックの混乱で不動産に投資するヨーロッパ以外の投資家が減った事から、逆に不動産投資する欧州の投資家が増えました。不動産投資のリターンは大きい為、これからも同分野の投資額は増加すると考えられます。