スペインで人気のある賃貸物件
スペインの大手不動産ポータルサイトの市場調査によって、スペインでは大きさが80m2以上で、寝室が2部屋ある、月々の賃料が1.000€未満のアパートが平均的に人気である事がわかりました。
自治体別の需要
カタルーニャ州における平均月額賃料は1.351€である為、月々の支出が多い住宅に需要が集中していると言えます。これにマドリード州(1.397€)、バレアレス諸島(1.272€)、バスク地方(1.060€)が続いており、一方でエクストレマドゥーラ州では495€以下の賃料を支払う事を好むテナントが多いです。なお当州にはカスティーリャ・ラ・マンチャ州(533€)、アストゥリアス州(590€)、カスティーリャ州とレオン州(609€)、ガリシア州(614€)、アラゴン州(623€)が続いています。
ナバラ州のテナントにおいては、より大きな住宅(108㎡)が好まれ、次いでバレンシア・コミュニティ(107㎡)、ムルシア州(104㎡)、ラ・リオハ州(98㎡)、カタルーニャ州、エクストレマドゥーラ州(いずれも96㎡)が記述の通りです。一方、アラゴン州においては70㎡以下の物が好まれており、カンタブリア州とアストゥリアス州では73㎡でした。また、どの地域においても人気のある物件はアパートでした。
大都市別の需要
バルセロナにおける平均月額賃料は1.527€と、スペインの州都の中では最も高い金額となっています。なお、パルマ (1.385 €)、マドリード (1.346 €)、サン セバスチャン (1.201 €)、ビルバオ (1.069 €) とパンプローナ (1.016 €)は記述の通りであり、どれも1.000€を超えています。一方で、クエンカでは373€以下しかなく、パレンシア(464ユーロ)、シウダーレアル(470ユーロ)、カセレス(494ユーロ)、ルーゴ(501ユーロ)と続きます。
サイズにおいては、サモラが大きめの家(134㎡)の需要が高く、次いでパルマ(119㎡)、アリカンテ(111㎡)、アルバセテ(109㎡)、パンプローナ(108㎡)、バレンシア(107㎡)、ムルシア、カステジョン(いずれも105㎡)と続きます。一方、クエンカ(48㎡)、パレンシア(72㎡)、カディス、オビエド(両都市とも73㎡)は小さめの物件が好まれています。なおいずれの都市も自治体同様、アパートが好まれている事が明らかになりました。
まとめ
自治体や都市によって差異はあるものの、平均的に80m2以上で、寝室が2部屋ある、月々の賃料が1.000€未満のアパートがスペインでは人気があり、特にバルセロナは月額賃貸料が高い為、投資家にとっては魅力的な投資先であると考えられます。