バルセロナ近郊ワイナリー
カバ(スパークリング・ワイン)とペネデス地方
バルセロナはカバ愛好家にとって夢のような街です。 なぜなら、バルセロナはカバの産地の中心に位置しているからです。 バルセロナから東へ約45キロのところにあるペネデス地区の サン・サドゥルニ・ダノヤ は世界的に有名なカバの生産地です。スペインのワイン造りの歴史と文化において重要な役割を担っています。今回はこの地域から人気のボデガ(ワイナリー)2つをご紹介します。
Freixenet Cava(フレシネ・カバ)
まず一つ目は、駅のすぐ近くにある世界で最も古く、最も有名なカバ生産者のひとつであるフレシネ・ボデガです。ここでは年間1億本以上のカヴァを製造し、世界中に広く販売しています。
このワイナリーを訪れれば、この大規模な事業を垣間見ることができるだけでなく、過去へのちょっとしたタイムスリップ体験もできます。フレシネのワイン造りに使われていたボトルや広告、機械などが博物館仕様で展示されています。
見学後はワイナリーでしか手に入らない特別なボトリングをグラスで試飲できるオプションが多く用意されています。
Recaredo Cava(レカレド・カバ)
二つ目はフレシネのから歩いて15分ほどの距離にあるレカレド・ボテガです。この小規模のワイナリーは1924年に始まり、この10年間ベネデス地域のカバ生産の品質向上を牽引してきました。
ここでは今でもワイン造りの全工程を手作業で管理しており、セラーを回れば、伝統なワイン造りとブドウ栽培を目の当たりにすることができます。すべての見学はプライベート・グループ向けに企画されており、質問をするのに最適な場所です。
見学後はレカレドが誇るスパークリングワインが試飲できます。運がよければ、レカレドの2代目ワインメーカーのひとり、アントニオに会えるかもしれません。
ペネデス地方へはバルセロナから列車で簡単に行くことができます。両ワイナリーを訪れれば、両極端のカヴァを見たり味わうことができ、カバがいかに多様的で魅力的であるかを知ることできるでしょう。
バルセロナを訪れた際は、是非近くのワイナリーで特別なボトルを探してみてはいかがでしょうか。