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契約更新での家賃上昇は2%の上限で継続
毎年の契約更新時期に、家賃の値上げを2%に制限する制度が施行されてから、1年7ヶ月が経ちました。 オーナーと住人の合意がない場合には、競争力保証指数 (IGC)に関連付けられたこの「2%の制限」が適用されます。 この2%の上限は2023年12月31日まで継続されます。 2024年以降は、この契約更新で適用される上限が3%になります。
最新のインフレのデータは、9月の最終インフレ率(3.5%)です。
一般的な賃貸のタイプ(寝室2部屋)の場合では、10月に契約を結んだ場合の家賃は、現在の上限2%で年間180ユーロ上昇する見込みです。
もし仮に家賃の更新がCPIに連動したまま(3.5%を適用)であれば、10月の家賃は1ヶ月あたり約315ユーロの上昇になるので、上限2%にとどまったことで、135ユーロ安くなった計算です。 バルセロナ、マドリード、サン・セバスティアン、パルマ、バレンシア、ビルバオでは、この増加額は年間210ユーロを超え、バルセロナでは年間310ユーロ以上になります。
もし現在のインフレに対応した場合の家賃の上昇で計算すると、バルセロナでは年間545ユーロ、マドリッドでは420ユーロの家賃上昇になっていたことになります。