バルセロナの騒音問題について
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海外での生活というのは、日本では考えられないことがよく起こります。
スペインと日本との文化や習慣などの違いにより起こる問題のひとつが 日常生活での「騒音問題」です。
生活での騒音問題
バルセロナで生活をしていると、 日本ではあまりない「騒音問題」に遭遇します。
その理由は大きく2つあります。
まずひとつは、「文化と価値観の違い」です。
年に数回ある祝日では、真夜中でもあちこちで爆竹音が鳴り響きます。
毎日ではありませんが、パーティーで盛り上がることや、
壁も薄いため、隣人が高齢者の場合は、テレビのボリュームが大きく響くこともあります。
そしてそれが当たり前のように受け入れられているのがスペインです。
もうひとつの理由は「建物の古さ」です。
スペインでは、築年数が100年を超える物件は珍しくありません。
地震もなく、昔ながらの建物がそのまま使われており、
中をリフォームして住むのが一般的です。
そのため、常にあちらこちらで大掛かりな工事が行われています。
バルセロナ市でのルールでは原則、 午前8時から午後8時までの間、工事で音が出ることが認められています。
よって、大きなドリル音が響くこともよくあります。
数日は続きますが、夜遅い時間や、数ヶ月にわたって、ということはなく、
あくまで一時的なものです。
このようなことが起こると、
静かな生活に慣れている日本人にとってはかなりのストレスになります。
ただ、これらはスペインで生活をする以上避けることが難しく、
受け入れていくしか方法がありません。
対策方法
騒音自体を止めようとするとなかなか難しくなるのですが、 どうしても対策を取りたい場合としての手順は
大家さんへ連絡→ビル管理会社に連絡 もしくは警察に相談する
という方法です。
ただ、騒音として問題にするには 10時間ほど音のレベルを測らなければならず、なかなか対応してもらえません。 もしくは音を出している本人とコミュニケーションをとることで 解決することもあります。 まったく知らない人の騒音だと、とても気になりますが、 挨拶を交わすことで、受け入れられるようになることもあります。 もうひとつ視点を変えてみると、 スペインでは自分以外の人にも寛大です。 騒音で悩まされることはありますが、 逆にこちらがうるさくしてしまった場合も受け入れてくれることもよくあります。 お互い様、と割り切るというのもひとつの手です。 せっかくのスペイン生活が少しでも楽しくなるように、 文化の違いをポジティブに捉えたいですね。