賃貸用投資物件リフォームはどうする？
購入した家を賃貸に出すことは、資産を増やしたい場合や相続に投資したい場合など、 将来に役立つ手段のひとつです。
物件がリフォームされていない場合、
借り手が見つからなかったり、利益が減少することもあります。
リフォームが必要なのはいつなのか、どうリフォームするべきか、 賃貸用の投資物件を持つ多くの人が悩む問題です。
物件の築年数、状態、賃貸のタイプなど、いくつかの要因を考慮する必要があります。 リフォームをすることで家賃を上げたり、より早く借り手を見つけ、 より長く住んでもらうことができるようになります。
ほとんどの場合、
部分的なリフォームや小規模なリフォームをすることで
物件の価値が20～30%向上します。
リフォームのポイント5つ
1.学生用かファミリー用か
リフォームに着手する前に、賃貸のタイプを考えます。
学生や観光客向けの賃貸マンションは入居者の回転が多く、
ファミリーの場合は回転が少ない、という違いがあり、
リフォームの仕方も変わります。
2. トラブルは事前に予防する
水漏れなどのトラブルが起きる前に、事前に予防することが重要です。 まず物件の状態を知り、場合によっては専門家のアドバイスを受ける必要があります。
トラブルを事前に回避するため、物件の構造、電気、配管、ガスの設備を点検します。 パイプの老朽化や水漏れ、水回りの状態、汚れていないか、など、 目に見えない部分までしっかりとチェックすることが大事です。
3.リビング、キッチン、バスルーム
リビングルーム、キッチン、バスルームは特に重要です。 この3カ所をリフォームすることによって、物件の価値が大きく変わります。 大規模な改修を行ったり、多額の予算を割り当てたりする必要は必ずしもありません。 小規模で低価格なリフォームで済む場合もあります。 キッチンでは、水回りの家具をコーティングしたり、
カウンタートップを新しくしたり、 タイルや床を塗装することがお勧めです。 バスルームでは、トイレが古い場合は新しくする、 リビングでは、壁を塗り替えたり、イメージを明るくすることで価値が上がります。
4.光熱費を見直す
光熱費の削減は、オーナーだけでなく入居者にとっても、重要です。 場合によっては、ボイラーや冷却システムの見直し、または窓の機密性を見直すなど、 暑さや寒さ対策だけでなく、騒音の対策にもなります。 最も簡単な方法は、電球を LED ライトに変更することです。
5. 家具付きか家具なしか
多くの入居者は、低予算で探しています。 学生向け物件の場合は家具は必須です。 ファミリー向けでも家具付きが好まれます。 スペインではまだ家具なしが一般的なので、 家具付きにすることで入居者が早く見つかることにもつながります。
リフォームをすることでより物件の価値が上がります。 投資用賃貸物件の場合、リフォームによって得られる収入も変わるので いつ、どのようなリフォームをするかを考えることが重要です。