外国人によるスペインでの住宅購入が活発化
外国人によるスペインでの住宅購入の勢いが、パンデミック前の水準まで回復しています。
外国人による不動産取引は、2021年下半期で63,934件で、 パンデミック下の下半期に比べ41.9%増加しました。 さらに、外国人による取り引きは、2012年から2019年までの期間の平均と変わらない、 総売上高の18.6%を占めました。
バレアレス諸島 (81.5%)、カナリア諸島 (57.1%)、アンダルシア (55%)、カンタブリア (50.5%)、バレンシア コミュニティ (44.9%) を筆頭に、
すべての自治区で活動が増加しています。
また、外国人による住宅購入の価格帯も上昇しています。
外国人による購入価格の平均は、2021年下半期に2,016ユーロ/m2ユーロで、
前年比で14.3%増加しています。
これは2008年下半期以来の最高額 (2,125 ユーロ/m2)に迫る勢いで、
2013年下半期の平均支払額 (1,540 ユーロ/m2) よりも31%高い結果となりました。
この平均価格には、非居住者および居住者の外国人による購入の価格が含まれています。 非居住者の場合は約2,500ユーロ/m2で、過去最高となりました。 居住者の場合の平均購入価格は1,567ユーロ/m2でした。 いずれにしてもどちらの平均も、昨年(2022年)後半の購入価格(1,503ユーロ/m2)を上回っており、 この10年間では最大となりました。
最も高額で購入している国
スペインで最も多くの住宅を購入した外国人はイギリス人です。 具体的には、7月から12月までの間に成立したイギリス人による取引は7,560件で 全体の11.9%でした。 続いてドイツ人 (10.4%) 、フランス人 (8.3%) でした。
〜最もスペインの不動産を購入した国〜
1位 イギリス(11.9%) 2位 ドイツ (10.4%)
3位 フランス (8.3%)
購入価格に関して国別に見ると、1平方メートルあたりの平均価格が最も高かったのは、 スウェーデン (2,752 ユーロ/m2)、デンマーク (2,750 ユーロ/m2 )、 ドイツ (2,741 ユーロ/m2)、アメリカ (2,601 ユーロ/m2) という結果でした。
〜国別に見るスペインの不動産購入価格〜 1位 スウェーデン (2,752 ユーロ/m2) 2位 デンマーク (2,750 ユーロ/m2 ) 3位 ドイツ (2,741 ユーロ/m2) 4位 アメリカ (2,601 ユーロ/m2)
また、ゴールデンビザ(不動産ビザ)の取得を目的に不動産を購入する アジアの投資家も増えています。