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成長し続けるスペイン不動産市場
ヨーロッパの住宅投資増加
不動産コンサルタントColliersによると、ヨーロッパでの2021年の住宅への投資額は前年比で89%の増加を記録しました。 これは初めて、ヨーロッパの住宅投資が全体の不動産投資額の30%以上を占めたことになります。
ウクライナ紛争の中でどうして不動産投資が強いのか
それはインフレによる通貨価値の下落への危機感が考えられます。そのため銀行に貯金をすることを恐れており、多くの人ができるだけ早い段階で不動産投資をしようという動きになっています。不動産価格は常に上昇するため、長期的には収益性が高くなります。
また同じ不動産投資でも、学生への賃貸をターゲットにしたものが増えているようです。留学先として特にスペイン、イタリア、中央、東ヨーロッパ諸国が学生の間で注目されているので、投資先もそちらに向きはじめているということです。
一方、投資先の決め手となる都市は、アメリカの傾向を追ってか、今までとは違い第2の都市または小さめの都市が人気のようです。
スペインの不動産状況
このウクライナとロシアの戦争によって、スペインでは材料価格の上昇と食物や物資の供給不足のため、インフレつまり物価の上昇がおきています。
不動産エコノミストフォーラムの会長は、戦争での影響を受けないのは住宅市場だけであると述べています。家賃が上がることは逆に投資家、不動産オーナーにとってはプラスです。住宅価値が落ちることがないため、今後は緩やかながらも成長を続けると考えられています。
まとめ
世界的なインフレによる通貨価値の下落を懸念し、不動産投資をする動きが見られています。スペイン第2の都市バルセロナでも不動産投資の市場が成長し続けるのは、こういった理由からだったのです。